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今月のピックアップ作品

【第159回芥川賞・直木賞の受賞作・候補作】

言わずと知れた芥川賞・直木賞は、日本を代表する文学賞。芥川龍之介賞は新進作家による純文学の中・短編作品のなかから、直木三十五賞は新進・中堅作家によるエンターテインメント作品のなかから、それぞれ最も優秀な作品に賞が贈られます。今読んでおくべき注目の受賞作・候補作の3作品をご紹介します!

おすすめの本

転校先の地方都市で起きた、生々しくもせい惨な夏の物語

『送り火』

    著者
    高橋弘希
    出版社
    文藝春秋
    価格
    1,400円+税
表紙『送り火』
あらすじ

東京から東北地方へ引っ越してきた中学生の歩は、父親が転勤を繰り返してきたこともあり、人間関係の構築に長じていた。クラスの中心的人物である晃に次ぎ、ナンバーツーの座を手に入れた歩だが、それでいて完全には打ち解けていない都会っ子としての一面も持ち合わせていた。そのギャップがあらわになったのは、地元に伝わる、花札を使った罰ゲームだった。次第にその残忍性が増す中、ついに殺意の矛先が歩へ向けられた。

コラム

著者の高橋弘希氏は、まるで叙事詩を思わせる精密な描写に定評がある小説家。その筆致は本作でもいかんなく発揮され、作品を通して、食べ物、風習、風の色、人間像など、青森のさまざまなディテールが語られていきます。しかし、ある場面を境に、それらはコインの表側でしかなかったことに気付かされるのです。そして、描かれていなかったはずのコインの裏側が、いつの間にか頭の中で具体的なイメージを伴っていることに驚かされます。高橋氏はこの作品で、文章によらない描写という手法を確立させたのかもしれません。そしてその表現力は、第159回芥川賞の受賞へとつながりました。本作の結末を「意外な展開」と結論付けるのは、いささか早急かもしれません。読者は無意識のうちに、著者が意図した既定路線へ導かれているのです。このギミックをあえて例えるなら“「迎え火」効果”。『送り火』は、読者と歩に真実の姿を見せつつも、そこからの決別を暗示するかのようにきらめいています。

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